新本堂の屋根の垂木(たるき)です。
連続的に並んでいる間隔が垂木の「背」(断面の長い方)の寸法分なので「背返し(せがえし)」と言います。
密に配列されている比較対象として、二枚目の画像は客殿横の寺務所の垂木です。
四枚目の画像、何十本もの垂木の連なりで新本堂の「反り(そり)屋根」の形状が伺えます。
垂木より下部、軒の荷重を支える斗栱(ときょう)部分の「支輪(しりん)」……斜めに立ち上がって並列している湾曲した縦材……は緑青色の予定です。