旧本堂の須弥壇を解体した際、同じく旧本堂の組物にもあった大工棟梁の名が出てきました。調べてみると徳恩寺の過去帳にも記録があり子孫の方に確認も取れてお檀家さんだった事が判明しました。
その須弥壇も再度組み立てられ綺麗な塗装を施していただき、今度は新本堂正面に設置されて一般参詣の方々が礼拝される前立仏が安置されます。
その周囲には同じく旧本堂の仏具が配置されました。両端上部には獅子と麒麟の彫刻があります。この麒麟は頭が龍で身体は馬、または蹄のある龍とされる霊獣です。