各要所における建材の老朽化に伴い今後の安全性、利便性を考慮に入れ、新築工事計画を進めています。
新本堂の屋根の垂木(たるき)です。
連続的に並んでいる間隔が垂木の「背」(断面の長い方)の寸法分なので「背返し(せがえし)」と言います。
密に配列されている比較対象として、二枚目の画像は客殿横の寺務所の垂木です。
四枚目の画像、何十本もの垂木の連なりで新本堂の「反り(そり)屋根」の形状が伺えます。
垂木より下部、軒の荷重を支える斗栱(ときょう)部分の「支輪(しりん)」……斜めに立ち上がって並列している湾曲した縦材……は緑青色の予定です。
9月21日に行いました「上棟式」準備の様子です。
旧本堂の彫刻修復や今回の鏑矢等でお世話になっております片岡先生に記念の色紙を頂戴しました。
当日の様子は改めて「新築祭事」でご報告させていただきます。
一枚目、二枚目の画像が昨年末に木材で試作した沓石と柱です。
(沓石の角など色々と試行錯誤しました)
三枚目から七枚目までが実際の本堂階に使われている沓石です。
それぞれ少しずつ形状が異なっています。
以下が沓石の上に柱が設置される前と後の画像です。